行政書士の経費

日記

行政書士のぞみ事務所ブログへようこそ!

今回のテーマは行政書士の経費です。

当事務所は開業したばかりの際は必要最低限の備品しか購入せず、事務所の看板も表札サイズの小さいものでした。

これは開業1年は仕事がないというのを聞いていたため、初期の設備投資を削減したためでした。

おかげ様で開業2年目に突入してからメイン業務の受任が一気に4件あったため(メーカーと顧問契約していますので顧問先からいただいたお仕事です)一気に備品を揃えました。

・電話とFAX機能付きのプリンターを買い替え(開業時は古い固定電話にFAX付きのプリンターを接続していました)
・iPadの購入(外で仕事をする際に使用)
・iPhoneの機種変更(最初は古いiPhone5を使っていました。バッテリーすぐなくなりました…)
・シュレッダー購入(個人情報保護のため必要です。仕事があまりないうちはハサミで切ってました)
・名刺入れ購入(今までは古いカード入れを使っていましたが、さすがに購入)
・手帳(正確には手帳カバー。スケジュール管理に必須です。今まではスマホで済ましていました)
・事務用品一式(あるものを使って済ませていましたが、不便になり買い替えました)

大体こんな感じです。
そしてここからが月の経費です。

・コピー用紙箱買い(とにかく書類が多いので、コピー用紙の減りは早いです)
・プリンターのインク(コピー用紙同様、書類が多いので減りが早くなりました)
・レターパックまとめ買い(2週間で10個くらい消費しています)
・携帯代(ほとんど携帯でやり取りします。カケホに入っていなかったため、月の通話料がハンパないです。大体1週間で10回くらいは電話しますし、通話時間も30分近いとか1時間とかあります。カケホは必ず入っておいた方が良いです)
・固定電話代(あまり使いませんが、たまに使う)
・交通費(出張があるとかなりの金額になります。また、郵送やら備品購入やら官公署へ行くにも発生します。こまめに記帳しないとわけがわからなくなります)
・外注費(業務によりますが、私の業務では専門技術員の評価書というものが必要で、それの作成をお願いしています)
この他、3ヵ月に1回行政書士会の会費、1年に1回支部の年会費が発生します。
また、HPやブログの維持費も年間で発生しています。

これだけでも一気に経費が増えたのですが、経費に出来ない経費(事業主貸として計上するもの)もかなり発生しています。

・化粧品代(プチプラコスメをやめてデパコスにしました)
・美容院代(髪色キープのため毎月行きます)
・服代(スーツは一部経費ですが、スーツの下に着るインナーはかなり買いました。スーツ以外にも買ってます。カジュアルな感じで行く際に着るため)
・鞄代(仕事用のA4が入る鞄を購入)
・自宅事務所の家賃(親所有の実家を事務所として使っているため、仕事で収入が発生したら増額という条件だったため、増額しました)
・親への報酬(事務作業が1人では追いつかないため、親にお願いしてやってもらっているので報酬。来年からは青色専従者になってもらうので経費にできますが)
・親の出張同行代(持病のため、1人で遠距離の出張は不安があるのと、出張先での事務作業のため。当然経費には出来ませんがかなりの金額になります)
・食費(外で食事をする事が比較的多くなったような…)

大体このような感じです。

収入に応じた経費になってきています。
開業したばかりの頃は携帯代はプランの料金のみでしたが、電話連絡が一気に増えたので通話料はとにかく毎月ハンパないです。
カケホは来月から入ります。
これにより万単位の携帯代が節約されます。

レターパックも、最初は書留を使っていましたが、毎回郵便局まで行くのが本当に大変でしたのでレターパック。現状としてほぼ毎日の勢いでレターパック使っています。中身が届出書類等なのでライトではなくプラスです。

1人で細々事務から経理、業務まで最初は行っていましたが、備品買い出しやら郵送やら封入やらの作業をやる時間に書類が作れるという状態な上、電話対応やメール対応の時間も意外にかかるので、もはや1人やっていては毎日深夜までかかるという状態になり、事務作業のほとんどをお願いしました。
おかげで私は業務に集中出来るので、睡眠時間も確保出来るようになりましたし、ストレスも軽減されました。
事務という仕事をこれまでやった事がなかったという事もあり、この事務作業は私にとってはかなりの負担になっていたので…。

行政書士の経費といっても扱う業務や環境によっても異なる部分は多いですが、共通して言えるのは、収益が出ればそれに伴い経費も発生するという事です。
売上金額=利益ではなく、売上金額-経費=利益になるというのは念頭に入れた上で報酬設定等行うと良いかと思います。

また、仕事が増えれば増えるだけ業務に時間がかかり、最初は自分1人で成り立っていた事も、1人では厳しくなる場面が出てきます。
その場合、補助者を雇う・事務を雇うなど誰かの力を借りなければならなくなるようになります。
私の場合は、実家であるため親にパートを辞めてもらい青色専従者となってもらう形を取りましたが、身内の協力が得られないような場合には誰かを雇用をする形になります。
その場合、労災加入手続きなども発生します。
また、補助者を雇う場合には補助者登録も必要です。

私の場合、自分自身が持病のため体力があまりなく無理がきかないというのもあり、経費にならない経費が恐らく普通より多いです、多分。
美容代なども、最初はそこまで気にはしなかったのですが、やはり身なりには気を使うようになりました。
服はかなり買ってます。スーツは3色買い、インナーを変えて着回ししている感じです。
髪も、最初はブリーチしてプリンになってる髪でしたが、毎月美容院でカラーしています。
髪色は自分の好みにしてますけどね。
ちなみにカシス色です。
単純に行政書士だからって堅苦しいのが嫌なので。
インパクトはあるような気がします。

経費の関連で出てくるのが税金ですが…
売上に比例し、所得税や保険料、住民税も当然増えます。
個人事業税は290万までは控除がありますが、290万を超えたら発生します。

個人事業税の計算は↓
(売上-経費-専従者給与-各種控除)×税率(行政書士は5%)

ちなみに個人事業税は経費になります。

早くも10月が終わりに近づいてきましたので、当事務所も確定申告に備えて会計ソフトとにらめっこしながら節税について考えています。

扱う業務にもよるかとは思いますが、行政書士の仕事は単発業務が多いため、毎月必ず大きな仕事があるとは限りません。
私の場合、顧問料は毎月入ってきますが、申請業務はまとめて入って、翌月は0という状態です。ただ、1つの申請に大体2〜3ヵ月かかるため、仕事が途切れているわけではありません。
とはいえ、翌月0で顧問料のみという月は必ず発生するので、まとめて受任した際の報酬はしっかり残しておかなければ生活に困ります。
申請の単価が高い業務なのと、実家暮らしのため1申請で1.5〜2ヵ月くらい生活出来る感じですね。

他のご依頼も受任すれば良いだけの事なのですが、申請に時間がかかり、調べ物も多く、作成する書類も大量なので、自分の体力と時間的に厳しいのが現実です。
また、やはり顧問先のお仕事を滞らせるわけにはいかないので、ゆとりを持って仕事をするには現状が手一杯といったところです。

こちらは本当に扱う業務と自分次第です。
すぐに終わる業務であればたくさん受任した方が利益にはなります。例えば車庫証明などは比較的すぐ終わっても単価自体は安くそれ1件では生活出来ないかと思いますので、たくさん受任しなければならないです。
単価が高い業務は恐らくそれに見合った期間・業務量があるので、こちらは自分の体力と相談です。

他メーカーとも顧問契約をすれば私の場合は毎月申請があるという状態にはなるでしょうが、自分の体力が持たないのがまず1つです。
単発の依頼であれば受任出来ますが。

あれこれ手を広げ過ぎて、受任するだけして手が回らず時間がかかるではお客様に迷惑をかけてしまうので、自分の出来る限界を見極めるのも仕事をする上では大切になると思います。

また、自身の生活費がどれだけ必要かも把握しておいた方が良いです。
私はつい最近、アトピーと診断され更に医療費がかさむ事が判明したわけですが…。

なんだかんだいろいろ書きましたが…
最後に。

カケホは入っておきましょう…。

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