行政書士のぞみ事務所ブログへようこそ!
当事務所は初回のお問い合わせについてはメール・電話のみであれば無料です。
これは今後も変わらないです。
ただ、この相談無料というのはどこかで線引きしなければ時間と労力だけを使うのみになってしまいます。
行政書士業務に限らずですが、何かしらのサービスを受ける場合にはそれなりの対価が発生するかと思います。
例えば、同じ相談であっても私の場合はカウンセリングについては初回無料という事はなく初回からカウンセリング料をいただいています。
また、例えばコンサルタントに何かを相談するような場合であっても相談料は発生するかと思います。
行政書士業務は様々ですが、例えば許認可申請を行って定期的に何らかの書類を提出する場合など、いつまで相談無料対応するのかですね。
開業したばかりの頃は正直そこまで考えていなかったのですが、最近になり考えるようになりました。
なぜなら、書類作成と同じくらい電話対応に時間がかかるからです。
基本的に、申請過程の案件については相談は随時受け付けています。
ただ、申請が受理された時点で一旦業務としては終了となるので、以降の相談についてまで全て無料対応していてはキリがないというのが現実です。
この部分を、定期的に何らかの書類作成を行うのだから無料対応するのか、相談料を取るのかは非常に悩みどころでした。
扱う業務によりきりかとは思いますが、私の扱う業務は1年に1度の書類作成になるため業務完了から期間が比較的長いです。
ご依頼頂く方になるべく負担のないようにしたい部分はありますが、一方で相談料を頂いて一方で相談料は不要とするのも何だか不公平であるように思います。
そんなわけで、報酬項目の見直しを行いました。
開業してから3度目の見直しとなります。
それくらい報酬については悩むわけです。最初はどれくらいの相談がくるかも分からないので、相談くらいなら無料でいいと思っていましたが、相談と一口に言ってもその場で回答出来るものから省令や法改正を確認したりそれこそ官公署に問い合わせしなければならないものもあります。
内容によってはそれこそ数時間がかりというものもあるわけです。
当然ながらその間他の業務はストップします。
更に、1回の相談で解決すれば良いのですが、後になり今度は別の事で不明な事が発生したという事もあります。
許認可関係は業務にもよりますが、実際に運用してみなければ分からない部分というのが少なからずあります。
申請の時点で説明会は行うのですが、それでも実際の運用段階でこの場合届出は必要なのか?など発生する事もあります。
その際、都度相談料を頂くのもお互い手間といえば手間ですし、実際問題として相談の敷居が高くなってしまい、必要な手続きがあるにも関わらず手続きを行わなかったという事があるのはデメリットです。
では、どうすれば相談の敷居を低くし、尚且つ私も時間対コスト面の問題をなくす事が出来るかを考えた結果、申請したところと顧問契約をして、相談無制限としようという結論になりました。
ただ、そうなると顧問料は毎月発生しても相談を毎月するとは限らないという点で、メリットを感じない場合もあるため、定期的に作成する書類の料金を基本料金から割引・必要があり書類を作成する際は書類作成料金を基本料金から割引するという形としました。
私自身、経理関係で分からない事があり税理士さんに相談したいと思っても、都度相談料がかかると思うと自力で調べてわかる事なら調べようと思ったりしますし、無料で何度も聞くのはやはり申し訳ないと思いますし、結局調べても分からない時など、こういう時顧問税理士さんがいたらいいのに…と思いますので。とはいえ実際問題調べても分からない事が発生する頻度としてはそこまで多くないため、自分でも会計ソフトで出来る確定申告という年に1度の経理イベントのためだけに顧問契約を締結するのも…という事で顧問契約はしていません。
経理が自分でやる時間がなくなったらお願いするかと思いますが。
私の業務に至っては、課長通達などが比較的多いです。
おまけに、元になる法律よりも省令に書かれている事が細かかったりするため、分かりにくいです。
例えば変更届1つ取っても具体的に何に対して変更届が必要かなどは書いていません。具体的に挙げたらキリがないので…。
説明会でも、結局書類に記載した内容を変更する場合は変更届が必要という説明といくつかの具体例を挙げるくらいが精一杯です。
こればかりは運用してみて不都合が発生したなど、実際に運用してから変えたいという部分もありますし、変更届が1つで済むのか2つ必要なのかも内容によりケースバイケースなのです。
ちなみに、代行業者に新規申請を依頼し、そもそも変更届がある事自体知らないというケースもあります。
その辺を踏まえると、相談に都度コストがかかるよりは、いつでも聞ける状態を作っておいた方が良いのではないかなと思いました。
このような部分も、それこそ実際に業務をやってみなければ分からなかった部分です。
行政書士に依頼して良かった、私の事務所に依頼して良かったと思っていただけるようなサービスを提供していきたいなと思います。
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