当ブログへようこそ!
行政書士って一体何をする人?
そのように聞かれて明確に答えられるのは同業者や士業、受験生くらいではないかと思います。
実際問題私自身も行政書士試験を受験するまで知りませんでしたので…
私の両親もまた知りません。
今でも分かっていません(笑)
先日、我が家の固定資産税について課税が過大ではないのかという事で、調べて欲しいと言われましたが…
もちろんこれは行政書士の仕事ではありません。
税理士の業務の範疇です。
しかし、そんな事は知らないわけで…
仕方ないので計算方法を調べてとりあえず計算をしました。
もちろん行政書士としてでなく身内として。
住宅用地の特例による軽減がされていないという事までは何とか分かりましたが、それがミスによってされていないのか、それとも何らかの理由で対象にならないのかまでは分からないので市役所へ聞きに行く事となりました。
仮に、ミスで過剰に納税していたような場合には還付請求する事が出来るようですが、還付請求が出来るのは税理士か弁護士だけですので、当然行政書士の私には出来ません。
行政書士の私に出来るのはせいぜい「法テラスに相談出来るよ」「税理士か弁護士に依頼して還付請求したらいいのでは」と言うくらいです。
慣れないというかそもそも分からない計算を明細書とネットと数時間睨めっこして計算したところで結局何が出来るというわけではないのですが…。
とはいえ、やはり税金についてや法律について知らない事により損をするというのは日常生活の中でなさそうに見えて存在するのだなとつくづく思いました。
もし、本当に市役所の計算ミスであったなら何年もの間知らないが為に言われるがまま払っていたという事になるので…。
法律や世の中の仕組みを知らないで損をする人を少しでも減らしたい…
というのが私が行政書士を目指した理由の1つでもあるのですけれどね。
それで、行政書士の仕事とは何か?
こちらは以前に別の記事で紹介しています。
上記の記事を読んでいただければ分かる通り、ザックリ言うならば許認可申請や権利義務に関する書類作成です。
当たり前ですが先のような具体的な税金の計算は業務外です。
これをやったら税理士法違反となってしまいます。
農地転用の申請とかでしたら行政書士の業務ですけれどね。
かといってその登記は司法書士の業務ですので行政書士には出来ません。
しかし…普通に生活をしていてこれは誰の業務でこっちは誰の業務…などと分かる人の方が逆に少ないのではないかと思います。
行政書士と名乗ったら、「じゃあ登記の手続きお願い出来る?」と言われた先輩行政書士もいらっしゃるようです。
士業にはそれぞれの業務範囲というものがあります。
何かの相談を受けて、その業務を取り扱う士業を教える事もまた行政書士の仕事の1つなのではないかなと個人的には思っています。
その為には、それぞれの士業が扱う業務について知っておかなければならないですが。
行政書士が身近に相談出来る法律家として、何かでお困りの人に対して適切な専門家を教えたり、行政書士が対応可能な事については対応したり、行政書士に問い合わせをする敷居がもっと低くなり、行政書士という仕事がもっと認知されるようになれば良いなと思います。
困った事があるけれど、誰に相談したらよいのか分からない…
これは行政書士に依頼出来るの?
そのような場合にはお気軽にお問い合わせください。
適切な相談先のアドバイスをさせていただきます。
行政書士でお受け出来る事についてはメイン業務以外の分野であっても可能な限り対応させていただきます。
コメント