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行政書士にせよ、他の士業にせよ最近は法人事務所も多くなってきました。
依頼する側としては、どちらに依頼した方が良いのか悩むところではないでしょうか?
どちらを選んだ場合にもメリットやデメリットは存在します。
選ぶ際にはそれらを踏まえた上でご自身の希望する形で依頼出来る事務所を選ぶ事が良いと思います。
私自身も2つの士業に依頼した経験があります、一方は法人、一方は個人事務所でした。
そこで、今回は私が依頼した際に感じた事を踏まえてそれぞれのメリットやデメリットを挙げてみたいと思います。
【個人事務所(補助者を雇用していない事務所)】
メリット
・最初の電話対応から依頼した案件、終了後の精算まで全て事務所の代表が対応してくれるので安心できる。
・依頼の途中で質問したい事があった場合にも質問しやすい。
・事務所の代表と1対1であるので信頼関係が築きやすい。
・依頼の案件が長期に渡るようなものである場合に、親しみを感じやすく身近に感じるので敷居が高いイメージを払拭しやすい。
・継続依頼したいような案件などの場合、こちらの状況などを分かってくれているので何度も同じ説明などをする手間がない。
・事務所によっては出張してくれるなどこちらから事務所に出向く手間がない。
・依頼した業務以外のちょっとした事でも気軽に相談しやすい。
デメリット
・代表が1人で対応している為、代表の急な入院や事故などの際に依頼がストップしてしまう可能性がある。
・他士業と提携していない事務所である場合、他士業への依頼が必要になった際に自分で他士業の事務所を探さなければならない。
・代表が1人で対応している為、業務過多の際には依頼を断られてしまう事がある。
・代表と相性が合わなかった時に担当を変えてもらう事が出来ないので依頼した件が終了するまで我慢するか途中解約するしかない。
・その事務所で対応していない案件については引き受けてもらえない可能性がある。
【法人】
・専門家集団である場合が多く、実績もあり安心できる。
・担当者に何かあっても他の担当者に引き継ぎされるので依頼が滞る事がない。
・スピーディーに依頼をこなしてもらえる。
・他士業と提携している場合がほとんどである為ワンストップサービスになっているので他士業への依頼が必要な場合にも自分で事務所を探す必要がない。
・土日対応の事務所や夜遅くまで対応している事務所も多い。
・業務過多であっても依頼を断わられる事が少ない。
・様々な分野を取り扱っている場合が多いのでどの分野でも対応してもらえる可能性が高い。
デメリット
・相談の際に士業ではなくアドバイザーや補助者が対応する事がある。
・事務的な対応をされる事がある。
・途中で担当が変わってしまう事がある。
・事務所によっては受付と会計など事務所内の部門により補助者も担当が変わってしまう事がある。
・例えば許認可は任せたいが登記は知り合いに依頼したい場合など何となく言い出しにくい。
・依頼した業務外についてちょっと相談したいと思っても何となく聞きにくい。
いかがでしたでしょうか?
それぞれ強み弱みがあるのがお分かりいただけるかと思います。
もちろん事務所により、その事務所ごとに特徴がありますので一概にこれが全ての個人事務所及び法人事務所のメリット・デメリットとは言えませんが、ある程度の目安にはなるかと思います。
とにかく依頼した事を早くやってもらえれば良いというような場合には法人、依頼終了後も長く気軽に相談出来る事務所に依頼したいのであれば個人事務所など、依頼される方のご希望に応じて事務所選びをすると良いかと思います。
また、最近ではそれぞれの事務所がHPを持っていることがほとんどですので、事務所選びの際には事務所のHP内にある事務所概要や事務所の特徴や方針などもしっかり読んで検討してみると良いです。
それぞれの業務についても、事務所のHPにその事務所の特徴が書いてある場合も多いですから、それらを参考にしながらご希望に合った事務所選びをする事をオススメします。
コメント
[…] 個人事務所か法人それぞれに依頼するメリット・デメリット […]